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ぬか床にはビールを加える? ぬか漬けがおいしくなる理由

ぬか床にはビールを加える?

ビールは、ぬか漬けをおいしくします。

ビールには、特有の香味と苦味が含まれています。これらはぬか漬けの味を複雑にします。また、ビール酵母の産生した発酵産物はぬか床内の微生物を元気にしたりもします。(※ちなみに生ビールに酵母菌は含まれていません)

好みにもよりますが、個人的にはおいしくなると感じています。

ぬか床にビールを加える理由は?

ぬか床にビールを加える理由は?

ビールは、ぬか床に良い影響を与えます。

これには2つの理由があります。それが、“微生物の働きが良くなる”ことと“ビール特有の香味や苦味が加わる”ことです。ビール漬けなどの味が好みであれば、ぬか床にビールを加えることで“おいしくなる”と感じられるはずです。

以下のようなイメージです。

効果仕組み
微生物が元気になるビール特有の発酵産物
ぬか漬けの味が複雑になるビール特有の香味や苦味

発酵産物は、微生物を元気にします。

これは、“プレバイオティクス”の考え方にも通じます。腸内環境を整えるアプローチには“プロバイオティクス”と“プレバイオティクス”があります。前者は生きた微生物を届けることで、後者は既存の微生物を元気にすることです。

少量のビールは、プレバイオティクスのようにぬか床を元気にします。

生ビールには酵母が含まれていない?

生ビールには酵母が含まれていない?

ビール酵母が目的ではありません。

そもそも、市販の生ビールに酵母菌は含まれていません。酵母菌は糖を消費してアルコールと二酸化炭素を生成する微生物です。酵母菌が生きていると発酵が進んでしまいますので、生ビールの酵母菌は濾過されてから出荷されています。

よって、生ビールを加えてもビール酵母が働くことはありません。

ビールは乳酸菌へのダメージになる?

ビールは乳酸菌へのダメージになる?

乳酸菌は、アルコールが苦手です。

このことからもビールは少量であることがポイントであり、入れ過ぎてしまうと乳酸菌を減らしてしまう恐れがあります。乳酸菌は乳酸を生成して(pHを下げて)ぬか床を守っている微生物でもありますので、入れ過ぎには注意してください。

ビールは、飲み残しを加えるくらいがちょうど良いことになります。

補足説明

ぬか床に加えるビールは、飲み残しで十分です。開封直後のビールには5%前後のアルコールが含まれていますが、一晩放置されたビールであればアルコール濃度は下がっています。飲み残しビールの方がぬか床にとっては都合が良いということになります。

まとめ

ぬか床にビールを加えるべきか?

ぬか床へのビールは好みが分かれます。個人的にはビールの“香味や苦味によってぬか漬けがおいしくなる“と感じていますが、そうでなければわざわざ加えなくても大丈夫です。また、市販の生ビールに酵母菌は含まれていませんので、菌を”足す”ために考えているのであれば無意味であるということになります。もちろん、菌を“増やす”ためには有効な手段です。

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