【理屈で解説】鉄フライパンについて

圧力鍋の加圧時間は計算できる? 圧力値による短縮時間について

圧力鍋の加圧時間は?

圧力鍋は、調理の時短につながります。

たとえば、鋳物琺瑯鍋などを使って2時間煮込むようなレシピでも、圧力鍋(ティファール アクティクックシンプリー)を使うことにより煮込み時間は約24~35分まで短縮することができます。(※当然ですが料理の出来には違いが生じます)

そして、圧力鍋による調理時間はおおよその目安を導き出せます。

加圧時間の計算方法は?

加圧時間の計算方法は?

加圧時間を求めるには、圧力値を知る必要があります。

私の使っている圧力鍋(ティファール アクティクックシンプリー)は、低圧(85kPa)、高圧(120kPa)です。これにより、圧力鍋内部の温度は、低圧だと約118℃、高圧だと約123℃まで上がることになります。

加圧時間を知るためには、この数値を「10℃2倍則」に当てはめていきます。

L=L0・2(T0-T)/10

  • L0:レシピの調理時間

    T0:大気圧での沸点(100℃)

    T:圧力鍋の温度(沸点)

  • 低圧:L=1h・2(100-117.9868)/10=0.287437

    高圧:L=1h・2(100-123.4447)/10=0.196899

参考 10℃2倍則(10℃半減則)製品設計知識

以上の計算より、私の圧力鍋(ティファール アクティクックシンプリー)は「レシピに記載されている煮込み時間の20~29%の時間で同程度まで煮込まれる」ということになります。

レシピが1時間であれば、12~17分で良いということです。

減圧時間による影響力は?

減圧時間による影響力は?

圧力鍋は、加圧調理されます。

基本的に、減圧してからでなければ蓋を開けることはできません。このことからも、実際の調理時間は加圧時間以上になります。(※減圧しなければ蓋を開けることができないのは、国内で販売されている圧力鍋の多くがPSCマークの基準を満たしているためです)

安全のためにも、購入時にはPSCマークを確認してください。

参考 消費生活用品安全法経済産業省

少し話はそれましたが、減圧時間が問題になるケースがあります。

圧力鍋の減圧時間は室温に影響されます。通常、10~15分ほどで減圧しますが、加熱時間を延ばしたくない場合には“急冷”により強制的に減圧させることになります。減圧方法は取扱説明書の指示に従ってください。

ちなみに、私の圧力鍋は蓋に流水をかけて減圧させます。

【まとめ】圧力鍋の加圧時間は?

圧力鍋の加圧時間は、10℃2倍則により導き出すことができます。私の圧力鍋(ティファール アクティクックシンプリー)の場合であれば、通常の鍋を使ったレシピの20~29%ほどの加圧時間で良いことになり、圧力鍋を使うことで大幅な時短になることが分かります。通常の鍋とまったく同じ味になるわけではありませんが、使いどころを間違わなければ役立つ調理道具であると言えます。

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